監督・脚本がジェームズ・キャメロン、初の本格3D映画、巷の話題…。それほど映画好きではないが、こ
れは時代を見通す見・投資コンサルタントの私が見
ないわけにはいかない…。ということで、ついに『アバター』を観賞。
良いではないか、面白いではないか。
ジェームズ・キャメロン監督がこの作品の脚本を手掛けたのは15年も前のこと。しかし、当時の技術では映像化ができずお蔵入りすることに。そして、ついに技術が追いつき、映画化というわけ。ジェームズ・キャメロン監督にとっても思い入れのある作品のようだ。
さて、もちろん映画評論家ではないが、中島流の視点で『アバター』のポイントを紹介しよう。
1. 世界観の演出
作品の舞台となるのはパンドラ星という、地球から遠く離れた星。山が宙に浮いていたり、星に住む生き物は地球に存在しないものばかり。そして先住民(?)のアバターは人間の1.5倍はある大きな体躯などな
ど…。この世界観の演出は非常に魅力的だった。
2. 3D演出
先程映像技術が追いついて映画化されたといった
が、実は4、5年の制作期間の1年以上は映像技術の開発に当充てられたという。そのかいもあってか、まるで映画の世界に足を踏み入れたかのような奥行きと臨場感のある映像だった。
3. ストーリー
パンドラ星では宇宙の摂理(パンドラ流の摂理)が重要視されている。しかし、人間が訪れることでその摂理が乱れ、さまざまな問題を引き起こすことに。これは今の社会にも通じる構図だ。
4. 義
人間はアバター(異星人)と敵対することになるが、
その中でも異星人と義の関係を持つことになる人間が…。この義や情を優先するという哲学・価値観の大切さこそ、ジェームズ・キャメロン監督がこの作品で伝えようとしていることなのだ。
また、この作品を観ていると、世界観やストーリーのベースが『風の谷のナウシカ』に共通していることに気づく。両作とも、人間の欲で自然の摂理を乱してしまう。そしてナウシカのラスト、オームが大群となって風の谷に迫るシーンによく似たシーンがアバターに
も…。(ジェームズ・キャメロンはナウシカを見ていた!?)
自然の摂理、本来あるべき姿を人間が壊していくというテーマは、今の地球上で起こっていることなのだ。欲や経済を優先することで、摂理を壊し、人の気持
ちも乱す。それに対する警鐘、人間以外の生態系も含めた本当の意味でのエコロジーの重要性を『アバター』は発信していた。
人間もこの宇宙の摂理から生まれているわけで、その摂理に則った人間活動“Human Real-ism(人間原点主義)”がこれからのキーワードで間違いないようだ。ジェームズ・キャメロン監督もさすが私と同世代ということもあり、だいぶ自分の役割がわかってきたようだ。
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