プロジェクト概要
春日部市が発行する広報紙 『広報かすかべ』。2025年からは「市、事業者、市民の3者のつながりを育む広報紙」をコンセプトに制作しています。
情報を分かりやすく伝えるデザインで、必要な情報が必要な人に届くように設計するのはもちろんのこと。取材を通じて活躍している市民の方の話を聞いたり、イベントに参加したり。積極的にまちの魅力に触れ、まちへの関わりと理解を深めてきました。そして、得た気づきを紙面企画に反映しています。
課題
地域広報紙の特性上、幅広いターゲットにわかりやすく情報を伝えられる紙面デザインの整理が求められていました。
また、シビックプライドの醸成のためにも「人に焦点を当てた地域の魅力の創出」という視点を取り入れることが必要ではないかと考えました。そのため、まず人の想いや共感、つながりからまちのファンを増やすことをコンセプトとしました。春日部市が目指すまちの将来像「つながる にぎわう すまいるシティ 春日部」の実現のため、広報紙のビジュアルからもそれらを感じ取れることが、市民の関心を集める重要な施策になるのではと考えました。
アプローチ
「人」と「つながり」をテーマにロゴ開発や特集を企画。タイトルロゴは「U」の文字に、つながり合う二人の人のイメージと、スマイルをイメージするモチーフを置くことで、まちの将来像を連想させる、親しみやすくキャッチーなロゴに刷新しました。表紙は特集に沿った印象的な写真を毎号撮影し、一目みた瞬間に「まず手にとって読んでみたい」と思えるようなデザインに。
特集記事では毎号、クライアントと編集会議を行い、市の想いを具現化するための伝え方を熟考し、読者のさらなる行動を促すための視点を大切に企画を行っています。例えば2024年4月号では、市民や関係人口を対象にウェブと新庁舎で春日部市の好きなところについてアンケートを実施。市民の声を反映した特集紙面を作成しました。
取材や撮影を通じてまちの人との関わり、つながりを大切に紙面に想いを載せています。この仕事を通して、私たちが春日部市を大好きになったように、さまざまな方々に春日部市の魅力を伝えていきたいと思っています。
担当領域
■ロゴマーク ■広報紙