株式会社パン・アキモト / 商品ブランディング

PAN CAN BRANDING

PAN CAN BRANDING
CLIENT
株式会社パン・アキモト / 商品ブランディング
PROJECT
パンの缶詰「救缶鳥」ブランディング
SERVICE
ブランド開発

プロジェクト概要

株式会社パン・アキモトが防災用の保存食として開発した、パンの缶詰。保存食はこれまで、食べられることなく賞味期限を迎えれば、廃棄するのが当たり前でした。

そこで株式会社パン・アキモトは、ソーシャルビジネスプロジェクトを発足。パンの缶詰の購入者に、賞味期限を迎える前に再度、新しいパンの缶詰を購入してもらい、今まで保有していたパンの缶詰は回収。飢餓地域に送ることで食品を循環させるという仕組みを構築しました。

これまでにないスキームで展開するこのプロジェクトに「ふさわしいネーミングをつけたい」ということで、クオーターバックはブランド開発の部分を担当させていただきました。

課題

どれだけ素晴らしいソーシャルビジネスであっても、その良さが伝わらなければ意味がありません。特にこのプロジェクトは、賞味期限を迎える前に商品を回収し、飢餓地域に届けるというスキームに特徴があるため、それがむき出しになると「小難しい印象」を与えてしまうことになります。

扱う商品は、あくまでも子どもたちも食べるような「パン」です。スキームが前に出すぎて「大人たちのビジネス」というような印象を持たれないように、細心の注意を払いながらブランド開発を行いました。

アプローチ

日本には、当て字でダジャレを作るという文化があります。ネーミングにおいても、ダジャレは手法のひとつとして存在しますが、バランスを誤るとダジャレ感だけが前に出てしまいます。しかし、このプロジェクトでは「小難しく見せない」が大きな課題だったため、軽やかにブランドの世界観を表現するために、当て字を使ってネーミングを開発しよう、という方針を立てました。

そして、世界を救う缶を届ける鳥をイメージして「救缶鳥(きゅうかんちょう)」というネーミングを開発。パッケージデザインは、「エアメール」をモチーフとして選択。救缶鳥を送る人々から、受け取る人々へのメッセージを書けるスペースを用意し、新しいコミュニケーションが生まれるように設計いたしました。


「パンの缶詰」で貧困をなくせ!栃木のパン屋さん、世界規模の挑戦! - テレビ東京「カンブリア宮殿」

担当領域

■ブランドコンセプト開発
■ネーミング / ロゴマーク / パッケージ

クレジット

  • CLIENT

    株式会社パン・アキモト

  • COPYWRITER

    山田 裕一