プロジェクト概要
東京23区にありながら区内のあちこちで多様な農作物が栽培されている、都市農業の街・練馬区。住宅地の中に農地が混在する都市構造は、世界的に見ても珍しいものです。
そんな練馬区の魅力に焦点を当て、シティブランドを内外にアピールするべく「TOKYOとれたて♡キッチン! in 練馬」というPRキャンペーンを実施。クオーターバックではコンセプトの開発とキャンペーンの設計、ムービーディレクション、コピーライティングを担当いたしました。
課題
都市農業の概念は西洋にも存在するものの、住宅地から離れたところに農地があるケースが中心。練馬区のように人々の暮らしに密接する形で農業が行われているのは、実はとても珍しいことです。
しかし住まいのすぐそばに畑があることは、住民の方にとってはあくまで日常の風景の一部であり、区外の方にもその魅力がうまく伝わっていない状態。
そのため、練馬区の都市農業が生み出している価値を生活者の目線で伝え、興味を持っていただく必要がありました。
アプローチ
練馬区の都市農業が、暮らしにどのような価値をもたらしているのか。
それを知っていただくために、都市農業の数ある機能の中で人々にとって身近な「食」にフォーカス。都心に近くて新鮮野菜が手に入る練馬区の魅力を、「とれたて♡」というキーワードを軸に再定義しました。
そしてキャンペーンのメインコンテンツとして、10本のムービーを制作。区内の畑や直売所、軒先販売などを舞台に撮影を行い、収穫したばかりの野菜を調理し味わえることの素晴らしさを表現しました。
さらに、情報発信のプラットフォームとして「TOKYOとれたて♡キッチン! in 練馬」のWebサイトを制作。ムービーとともに「とれたて♡」のおいしさを活かしたレシピなども掲載し、練馬区の都市農業の価値について広く知っていただくための足がかりとしました。
担当領域
■現状把握・リサーチ / ブランドコンセプト開発
■コミュニケーション課題設定 / ターゲティング・ペルソナ設定 / コミュニケーション設計
■ブランドサイト / ブランドムービー