プロジェクト概要
「しごとしらべ」は、凸版印刷株式会社と東京書籍株式会社が提供する地域産業振興支援サービス。サービス内容は、小中高生による地域事業者への取材支援や、教師向けの取材マニュアル提供、記事校閲・編集、生徒の記事の掲載など。学校授業の一環として小中高生の地域産業への理解を促進することで、将来の就業者を確保することを目的としています。
クオーターバックは、ブランドロゴの開発を担当。このサービスが持つ特有の価値に焦点を当て、それを切り出していく形でデザインを仕上げていきました。
課題
このプロジェクトは、地域の仕事に触れることによって、子どもたちが「将来も地元で暮らしていく」という選択肢を持つきっかけになるものです。だからこそ、子どもたちにとっても、日常生活では得られない価値がいくつもあるはずです。
それらの価値を改めて定義し、集約して、サービス全体としてどういうイメージを形作っていくかが課題となりました。
アプローチ
まず始めに、「しごとしらべ」が提供できる価値を定義し、プロジェクトメンバーと共有していきました。
【しごとしらべが提供できる価値】 ●インターネットや書籍から知識を得るのではなく、自分の足で取材先に行き、目や耳を使い、現場から学ぶことができる。 ●今まで漠然と見ていた地元を、地域経済の視点から学ぶことができる。 ●働くということを早い段階からイメージし、自分の将来を具体化できるアドバンテージを獲得できる。
このプロジェクトの真髄は「仕事を調べること自体ではなく、それをきっかけにして、自分の新たな未来を考えること」にあると思います。 そこで、主役となる子どもたちの「考える姿」をモチーフとして、ロゴデザインを考案いたしました。 未来は明るくあるべきであり、新たな発見は人生の楽しみでもあります。ロゴタイプは、受験勉強とは違った「楽しい学び」を表現したデザインに。明るい未来に向かう印象を訴求できるように、子どもの顔は右上がりになっています。
担当領域
■ロゴマーク / VIマニュアル ■現状把握・リサーチ / コミュニケーション設計