プロジェクト概要
タレントやモデルなどのキャスティング事業を展開するスカリー株式会社のリブランディングを担当させていただきました。先に決まっていた社名変更にともない「コーポレートロゴや各種ツールを一新したい」とのご相談をいただき、ブランドコンセプトからご提案しました。
「スカリーはこの先、キャスティング会社としてどうあるべきなのか」を明文化し、社内外に一貫したメッセージを発信できるよう、ヴィジュアルやブランドステートメントに落とし込んでいきました。
課題
リブランディングに際して、業界の情勢から事業の詳細、会社としてのこれまでの歩み、さらに今後の事業計画まで深くヒアリングさせていただきました。その中で強く印象に残ったのは「これまでは創業メンバーのふたりが柱となることで事業を拡大してきましたが、これからは会社自体のコンセプトを固めて、メンバーの一人ひとりが活躍できる舞台を作っていきたいんです」という代表の思い。
社内外に伝えたいこと、実現したいことがたくさんある中で、どのようにして会社としての軸を定め、アウトプットに落とし込んでいくかが課題でした。
アプローチ
ブランディングプランを考える上で、まず大切にしたのは、社内に対するコミュニケーションです。スカリー株式会社がキャスティング事業で成長を続けていくために必要不可欠なのは「人」の力。だからこそ、メンバー全員が誇りと納得感を持って自社について語れるようになること。そして、会社の未来にわくわくしながら、メンバーが一丸となってサービスの提供に力を注げることに、プロジェクトとしての比重を置いたご提案をさせていただきました。
コーポレートロゴについては、顧客に対するスタンスとしてメンバーの皆さんに根付いている「誠実さ・実直さ」と、企業としての無限の可能性を表現するために、「空」をモチーフとしたスクエアのシンボルマークを開発しました。同時に、企業として大切にしている価値観を表明するために、コーポレートスローガンとブランドステートメントを策定。名刺・会社案内・封筒といったアプリケーションツールにちりばめました。
また、ノベルティとしてシンボルマークを模したスクエアノートを制作。Tシャツについては、当初はコーポレートロゴの別案ではありましたが、「Tシャツにしてみんなで着たい!」というご要望をいただき、制作する運びとなりました。
担当領域
■現状把握・リサーチ / ポジショニング設定 / ブランドコンセプト開発 ■ロゴマーク・VIマニュアル / コーポレートスローガン / ブランドステートメント / 会社案内 / 名刺 / 封筒 / ノベルティーノート / ノベルティーTシャツ
アプリケーションツール
名刺は型抜きし、重ねるとロゴマークが現れる仕様に。
ノベルティーノートは正方形の特殊な仕様に。中面もすべてオリジナルの一冊となりました。
封筒は窓から星が見えるデザインに。