プロジェクト概要
「十勝・芽室町で、世界に通用するワインを造る」という目標を掲げ、2015年に幕を開けたMemuroワインヴァレー構想。
プロジェクトスタートと同時に苗木を植え、2017年秋に実ったぶどうを使って2種類のワインを醸造。1年の熟成を経て2019年春、第一弾の「土と太陽のワイン」が支援者の方々へ贈られることになり、サブネームのネーミングとラベルデザインをクオーターバックで担当いたしました。
課題
Memuroワインヴァレー構想がこれまで辿ってきた道のりは、決して簡単なものではありませんでした。ようやくでき上がったこのワインは、プロジェクトにおいて「記念すべきファーストヴィンテージ」ということ以上の意味を持った存在。一方で構想はまだまだ序盤、これからが本番という段階です。
プロジェクトの歩みやクライアントの想いが、ワインを受け取った方にも伝わるようにすること。そして支援者の皆さまに、今後も支え続けたいと思っていただくことが、課題となりました。
アプローチ
長く厳しい冬を乗り越えてようやく訪れる春、雪解けの季節。ぶどうの木が植えられた芽室町の風土に、困難を乗り越えながら芽吹きの時を迎えたプロジェクトの姿を重ね合わせ「土と太陽のワイン yukidoke」というネーミングをご提案いたしました。
「寒さとの戦いなくして語れない」といわれる、北海道のぶどう栽培。しかしそれがあったからこそ、品種や栽培方法の改良などを経て、十勝におけるワイン造りは独自の進化を遂げてきました。香りや味わいの源にある厳しい寒さ、その中で培われてきたワインにかける土地の想い。それらをラベルデザインに落とし込むことで、受け取った方にクライアントの志やビジョンが伝わるようなクリエイティブを目指しました。
担当領域
ネーミング / パッケージデザイン