プロジェクト概要
四国を中心に活躍する人材会社の株式会社クリエアナブキ。彼らが展開する「黒にんにくプロジェクト」の商品ブランディングを担当しました。この商品は一般販売もしますが、ノベルティとして営業ツールとしての役目もあるため「健康に良いコミュニケーション」をテーマに、商品名・キャラクター開発・パッケージデザインを一緒につくらせていただきました。
課題
人材会社のクリエアナブキでは黒にんにくを製造する事業所「ウェル工房」を運営し、障がい者の働く場を提供するとともに、企業の障がい者の雇用促進を支援しています。黒にんにくは、健康意識が高くなる高齢者向けの商品が多い中で、年齢関わらずたくさんの人に手を取ってもらえる商品をつくりたいという課題を抱えていました。
アプローチ
今回の商品ブランディングでは、商品の効果・効能をうたうのではなく、商品の世界観づくりを重視しました。
1つ目の理由は、競合商品との差別化を計るためです。黒にんにくは「和」「素材感」のイメージが強く、健康志向が高い高齢者向けに思われがちです。そこで、既存の黒にんにくのイメージにとらわれない、独自の世界観を表現したパッケージデザインを制作することで、新たなターゲット層の獲得を目指しました。
2つ目の理由は、商品の流通先の特徴です。この商品は四国のサービスエリアや道の駅で一般向けに販売されることに加えて、つくり手である障がい者の方の雇用先に対して、ノベルティとしても提供されます。商品を手に取ったときに、話したくなる、知りたくなることを目指し「健康にいいコミュニケーション」というテーマを掲げ制作しました。商品名を「KURONINNIKU COMPANY」、キャラクターの「ガーリくん」を生み出すことで、単なる商品ではなく、コミュニケーションツールとしても成り立つパッケージデザインを実現しています。
また、ガーリくんは、紙袋やステッカーなどにも展開され、「ウェル工房」で働くスタッフさんの方々に愛される存在になっています。
担当領域
■現状把握・リサーチ / ■商品コンセプト策定 / ■キービジュアル ■コミュニケーション課題設定 / ■コミュニケーション設計 / ■スケジューリング / ■施策実施 ■パッケージ ■コミュニケーション活性化 / ■ワークショップ / ■ファシリテーション