プロジェクト概要
貯蓄から投資へという時代背景の中、資産運用に関心はあるものの、なかなか一歩を踏み出せないという人も少なくありません。そういった方々を対象にしたセミナーを開催するにあたって、まず資産運用の必要性や有用性が気軽に感じられ、学ぶ意欲を高めるためのきっかけづくりが重要でした。
そこで金融関連の啓発ツールを制作してきたノウハウを活かし、セミナー等で活用できるカードゲーム教材を開発しました。
課題
企画、ゲーム設計、制作、製造、納品までを約6ヶ月の短期間で完了させるためには、それぞれの立場を超えて、お互いの知見を活かし合えるチームづくりが重要でした。
また資産運用を楽しく学べる教材といっても、学習内容、ゲームとしてのエンターテインメント性、活用のしやすさによって、ゲーム設計のバランスが大きく変わってきます。対話とテストプレイを繰り返しながら、限られた時間で最適解を導き出す必要がありました。
アプローチ
まずプロジェクトチームの関係構築に着目し、SNAP(弊社ブランドルーム)のリラックスできる環境で、同じ体験を共有する機会を設けながら、お互いが気さくに意見を出し合える関係性を徐々に広げていきました。
定期ミーティングのファシリテーションでは、金融関連の制作・ディレクションの専門性をベースに、課題や論点をスピーディーに整理しつつも、プロジェクトのプロセスを振り返ったときに「楽しかったな」という印象が残る空気感を何よりも心がけました。
ゲーム設計の山場を越えた後、制作行程を楽しみながら取り組むメンバーのムードが、イラストやデザインなどのアウトプットにも反映されていると感じています。
担当領域
■教材開発