ヤングベアーズカレッジとは月1回、 全5回のブランディングを学ぶワークショップ。知る活動でブランディングの知識や他社事例を学び、創る活動にて対話型のワークや、自社の強みと弱みを理解するSWOT分析などを実施しました。5回目では「どうしたら融合・融和がうまくいのか?」というテーマでインナーブランディング施策のチームプレゼン大会を開催しました。
ヤングベアーズユニバーシティとはヤングベアーズカレッジの続編のワークショップ。ダニエル・キムの「組織の成功循環モデル」をもとにさまざまな分野について仲間と一緒に探求していくプログラム。1学期は「関係性の質を高める」をテーマに全4回のワークショップと読書会を実施。
※前回の記事は、こちらからお読みいただけます。
若手メンバーの化学変化を起こすためにQBを頼った
ー前回はインナーブランディングの伴走プロジェクトについて話を聞きましたが、今回はマーケティング部の若手向けの勉強会についてお話を伺います。まずはご相談いただいた内容について教えてください。
QBの客観的な視点や刺激をみんなにも共有したくなっちゃったんです。定例会に参加しているマネージャー・役員クラスのメンバーにとって、定例会の時間はとてもよい刺激になっています。なので、今度はQBのメンバーとマーケティング部の若手のメンバーが出会うことでよい化学変化につながるのではないかと思ったんです。
ーなるほど、そういう意図があったんですね。
マーケティング部は4つの販売会社から集まってできたチームです。元々マーケティングの仕事をしていた人もいれば、店舗営業の立場から異動してきた人もいます。そのため、ブランディングの知識や認識が揃っていないという課題がありました。会社が用意してくれている育成研修もあるのですが、QBなら愛知トヨタにあった楽しいことを提供してくれると思い相談しました。そういう意味では、マーケティング部独自の研修を受け入れてくれた会社にも感謝しています。
ー実際の研修はいかがでしたか?
若手向けの勉強会名が「ヤングベアーズカレッジ」というネーミングで、私の名前が熊澤なのでおちょくられているとは思ったけど(笑)研修を楽しくする工夫をしてくれて、うれしかったですね。
ーヤングベアーズカレッジを実施してよかったと思うのはどんなときですか?
1つ目は、若手メンバーが業務の中でヤングベアーズカレッジで学んだことを活かせていると感じたときです。「どうしたら融合・融和がうまくいのか?」という、インナーブランディング施策のプレゼン大会を実施しましたよね。そのときに目的と課題の整理、解決策を考えるためのアイデアづくりを学べたのがよかったです。実務で企画書作成をするときに、そのときのことを思い出すことができるようになったようです。
ー実務に活かしていただけて、うれしいです。
2つ目は、チームワークがよくなったことです。若手メンバーはそれぞれ別々の販売会社から来ているので、お互いのキャラクターを知るよい機会になったと思います。同じ部署でもチームが違えば関わる頻度は異なるものです。プロジェクトによっては、メンバー同士連携しながら仕事をする必要があります。プレゼン大会に向けて、仕事の合間に集まって準備していたのは、関係構築のきっかけになったと思いますね。
若手向け勉強会の様子
学びを通してチームに「共通言語」が生まれた
ーヤングベアーズカレッジが終わって、ヤングベアーズユニバーシティが始まりました。続編を実施しようと思ったのはなぜだったのですか?
ヤングベアーズカレッジがとてもよかったので続けたいと思ったのが大きな理由です。とはいえ、同じように「ブランディング」のことを学んでも仕方ない。もう一歩先のことを学んでもらいたいという想いがありました。ダニエル・キムの「組織の成功循環モデル」に基づいたワークショップと読書会が連動しているプログラム設計をQBから見せてもらったときは、ワクワクしましたね。つながりを大事にしているQBならではのプログラムになっていて「さすが」と思いました!
ーヤングベアーズユニバーシティがはじまり、変化はありましたか。
若手メンバーの中で共通言語ができたのがよかった。一学期は「関係の質を高める」をテーマに実施してもらい、「ナラティブ(他者理解)」や「心理的安全性」という言葉がみんなのキーワードになっていったと思います。同じ認識を持つことはチームとして必要なことだと思うので、みんなにとってよかったと思います。
ーよい変化があったようでうれしいです。
あと共通の話題があるのもいいですね。「読書会の課題図書を最後まで読んだ?」「あの本に似たことが書いてあったよね」とか、同じことをみんなで学んでいるからこその会話。次シーズンの「思考の質」もとても楽しみです。
スキルも人間力も上げて、求められる人材へ
ー熊澤さんにとって、若手勉強会はどんな存在ですか。
分身のような存在かな。私一人では、時間にも体力にも限界がある。QBが一緒に若手メンバー全員に向けて大事なことを教えてくれていると思っています。成果が見えるのは今すぐじゃなくてもいいんです。5年後、10年後に「あのとき熊澤さんが言っていたことってこうだったのか!」「あのときの経験のおかげで今がある」と思ってくれたら、いいな。マーケティング部は、若さとポテンシャルのあるメンバーが集まったと思っています。だからこそ、周りの人から求められる人材になってほしいんです。それにはスキルも必要だけど、人間力も大事だと思っているから、色々なことを吸収してくれるとうれしいですね。
ーQBにもっとこうしてほしいという要望はありますか。
QBが面白いと思っていることを、この場を使って実験してほしいですね。どんなものをつくってくれるんだろうという楽しみもありますが、普段できない体験が結果的に若手メンバーのよい刺激になると思っています。あと若手メンバーとQBで新しいプロジェクトが立ち上がってくれたらいいな。今は私がメインになってしまっているので、若手メンバーが自走できるようになってQBに伴走してもらいながら、さらに成長できたらうれしいですね。
ーありがとうございました!
熊澤さんのお話を伺うなかで、ブランディングを加速させるためには、会社の未来を担う若手社員の成長が重要だということを改めて感じました。
クオーターバックは、ブランドとステークホルダーのつながりをデザインする、リレーションデザインカンパニーです。私たちは、ブランディングとコミュニケーションデザインを通じて、御社の成長と発展に貢献いたします。
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