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【WORKS INTERVIEW #5】QBは、また一緒に仕事をしたくなる“台東区のおもしろ集団”(中編)-出展者や区役所職員にも伝播した、挑戦する想い-

【WORKS INTERVIEW #5】QBは、また一緒に仕事をしたくなる“台東区のおもしろ集団”(中編)-出展者や区役所職員にも伝播した、挑戦する想い-
<この記事は、【WORKS INTERVIEW #5】QBは、また一緒に仕事をしたくなる“台東区のおもしろ集団”(前編)-頼まれ仕事ではなく、一緒に考えましょうというスタンスが嬉しかった-の続きです。> 前回の記事では台東区役所職員の御三方とQBとの出会いや、当時のQBの印象についてお話しいただきました。今回の記事では、台東区産業フェア2023開催までの道のりや挑戦について伺っていきます。
産業フェア2023とは ものづくりのまち・台東区を拠点に活動する事業者の商品、サービスの魅力を実際に見て、触れて、つながることができる見本市です。

※前回の記事は、こちらからお読みいただけます。

台東区役所にとっても挑戦だった「台東区産業ゼミ」

ー今回、一緒に進めた台東区産業フェア2023について、印象に残っていることを教えてください。

柳澤)なんといっても台東区産業ゼミですね。この取り組みは私たちにとっても大きな挑戦でした。

 

ーどんな点が挑戦だったのでしょうか。

柳澤)「出展者同士の交流が求められている」というニーズは掴んでいたものの、産業ゼミへの参加は任意だったので、本当に出展者が集まってくれるのか心配でした。開催場所となったSNAPも、決して立地が良いわけじゃないですし。特に第1回が開催される前までは「上手くいってくれ」と祈ってました(笑)

でも、蓋をあけたら多くの出展者が来てくれた。場の運営も、QBがうまくファシリテーションしながら盛り上げてくれましたし、本当にほっとしました。

出展者の交流と学び合いを目的に複数回実施された「台東区産業ゼミ」。その際に制作した、出展者間のつながりを糸で結び可視化した「つながりアートマップ」は、この取り組みを象徴するものの一つ

 

佐藤)産業ゼミのような取り組みに挑戦するのは、区役所として決してハードルが低いことではないと思います。だからこそ、第1回の産業ゼミに40人もの出展者が来てくれたことに安心しました。出展者の方々に登壇していただきトークセッションを担当してもらうといったアイディアも、新鮮で面白かったです。

 

ー僕たちも、想像以上の参加率だったので驚きました...

佐藤)産業ゼミは、これまでにQBが地域でつくってきたつながりが発揮された場であるとも感じました。「産業フェアをもっとよくしたい!」というQBの想いがちゃんと出展者にも伝わっていたと思いますし、出展者もそれに呼応しているようでした。

産業ゼミをきっかけに、出展者と運営メンバーの心の距離もぐっと近くなったと思います。

 

産業ゼミの恒例コンテンツとなったミニトークショー「タイトーク」では、毎回出展者が登壇し、自社の取り組みなどについて語った

 

 

佐藤)産業フェアのような展示会をやるとなった時に、会場を用意して、広告を打って、いかに集客するかみたいな考えに終始することもあるはずです。でも、台東区産業フェアが目指したいのはそうじゃない。出展者を巻き込みながらみんなで盛り上げるという機運をつくることができたのは、QBならではだったと思います。

 

柳澤)産業ゼミは、区役所内や様々なところで「良い事業ですね」と言ってもらえました。第5回の産業ゼミに、台東区の職員がたくさん見に来たじゃないですか。あれは、区役所内で「産業ゼミはとてもいい事業だから、一回見に行こう」と声があがったからなんです。

 

ーそうだったんですね!確かに、こんなに大勢いらっしゃるのかと驚いた記憶があります。

柳澤)ですよね、ゾロゾロと失礼しました(笑)正直、産業という分野は他の分野に比べて、法律や条例でそこまで縛られているわけではないので、新たな取り組みにチャレンジしやすいと思っています。とはいえ、区役所としてやる以上、成果は必ず求められますし、説明責任もあるので一歩踏み出すには躊躇しがちです。

産業ゼミは、今回一定の成果を出せたと思いますが、まだまだチャレンジしたいですね。例えば、今回参加率の低かった業態の出展者も来やすくなる工夫をするなど、来年度以降ももっとできることがあるはずです。

チャレンジへの意欲を語る柳澤さん

運営側の本気度に、出展者も呼応する

紫冨田)産業ゼミの時にも感じましたが、QBの会社規模から考えると、産業フェアに対して、本当に多くの社員さんが関わってくれていたなという印象があります。「そこまで産業フェアに割いて大丈夫なの!?」とも思ってました(笑)。

 

ー全社員の3分の1は関わったかもしれないです(笑)。それぞれ得意分野や専門分野が異なる中で分担したほうが良いと思ったからです。

また、より多くの社員が、自分たちのいるまちの仕事に関わるということには意味があると感じていました。

柳澤)区内の事業者だったからこそ、地域の人たちと本気で関わってくれていることを感じました。QBが奥浅草や台東区を盛り上げたいと思っているのは私たちも知っていますし、そこに呼応する出展者も多かったと思います。

 

紫冨田)産業フェアのような企画の場合、区外の事業者だとどうしても動きづらい部分もあると思います。一方で、QBは区内に拠点があるという強みを存分に活かして活動してくれました。

その結果、「来年度もQBに産業フェアを運営してほしい!」と複数の出展者から声があがったのはすごいことです。

 

ー出展者からの声は本当にありがたかったです!「やってよかった」と感じました。

紫冨田)産業フェアの様子を見てだと思うのですが、実は「QBのことを紹介して」と、まちづくりを担当している他の課の職員から言われたこともあります。

台東区は、開発中のまちというわけでもないので、まちづくりの仕事では、すでにいらっしゃる住民の方と対話をしながら合意形成していくことが大切なんです。対話や関係づくりが重要となってくる中で、QBの強みに惹かれたんじゃないですかね。

 

<記事の内容は、後編に続きます。>

 

QBが携わった台東区さんのプロジェクトについて、WORKSでもご紹介しています!ぜひあわせてご覧ください。

台東区産業フェア 2023

クオーターバック広報部
この記事を書いた人 クオーターバック広報部
株式会社クオーターバックは、よりよい世界の実現に向けて挑戦する人のブランディングパートナーです。
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