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【WORKS INTERVIEW #3】「業界や手法は違うけれど、僕らは同志だと思う(前編)」-思いを引き出すだけじゃない、ファシリテーションの価値-

【WORKS INTERVIEW #3】「業界や手法は違うけれど、僕らは同志だと思う(前編)」-思いを引き出すだけじゃない、ファシリテーションの価値-
この企画では、クオーターバック(以下、QB)が展開するブランドデザイン事業・コミュニケーションデザイン事業について、実際にサービスを利用した方々の声を紹介しています。 第3回に登場するのは、ピーアークホールディングス株式会社で代表取締役社長を務める庄司眞さんと、コーポレート戦略部の奥谷洋章さんです。QBでは、ピーアークさんのコーポレートミッションの策定やコーポレートサイトのリニューアル、イベントでの出展ブース企画など様々なお仕事を担当させていただいています。 今回のインタビューでは、QBとの出会いや一緒に仕事をする中で感じたQBの魅力などを語っていただきました。全3編となるインタビュー記事です。ぜひ、ご一読ください。
  • ピーアークホールディングスの紹介

都内に本社を置くエンターテインメント創造企業。関東圏でパチンコ店を展開するほか、コミュニティルームの運営なども行っている。2030年に向けた同社のありたい姿として、「Fun Life+」を掲げ、社内外問わず「楽しい」のかたちを追求し続けている。

  • 庄司さんの紹介

1978年東京生まれ。米国サフォーク大学卒業後、㈱みずほ銀行に入行。2006年、慶応義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)入学。同校卒業後、㈱ローランド・ベルガ―、㈱ドリームインキュベータを経て2010年ピーアークホールディングス入社。取締役、専務取締役等を経て、2017年より代表取締役社長。

ピーアークとクオーターバックは、大切にしたい価値観が似ている

ーはじめに、QBとの出会いを教えてください。

庄司)QBとの最初の出会いはNBC(一般社団法人東京ニュービジネス協議会)です。まだQBの代表が先代の中島さんだった頃ですね。当時のQBは、バリバリの広告代理店という印象でした。

 

ー当時からQBと一緒にお仕事をされていたんですか?

庄司)いえ、当時はまだしていなかったかな。代表が山田さんに変わってから関わりが増えたと思います。「つながりのデザイン」というブランドコンセプトを掲げ始めたときは、正直、少し驚いたんですけど、これまでのQBとは違った会社の打ち出し方で、面白いなと思いましたね。

 

ーどんなところが面白いと感じられたんでしょう?

庄司)「あ、僕の考えと似ている」って。うちは会社として、パチンコを軸にエンターテインメントをコンテンツとして扱っています。その中で僕自身は、人と人のつながりに価値を感じていました。だから、QBとピーアーク、やっていることや見ている景色は違うけれど、企業を貫く幹は同じだなと感じました。それで色々仕事の相談をするようになっていった気がします。最初の仕事は、ピーアークの「2030ビジョン」の策定にあたってファンミーティングを一緒に実施したこと。うちの会社では、10年ごとに経営ビジョンを策定しているのですが、そこにつながるようなコアバリューのリサーチをお願いしました。

 

ーQBに依頼された決め手は何だったんでしょうか?

庄司)2030ビジョン策定にあたって、「こんな風にしたい」という漠然とした会社の未来像は、すでに頭の中にありました。でも、言語化するのは難しく、山田さんにどうしたらいいかと相談しました。そうしたら、「社長の考えを言語化するだけでなく、ピーアークのファンでいてくれるお客様が何を感じているか、なぜピーアークを選ぶのかを知ることが大切。そのうえで、社長の想いとリンクさせるのがいいですよ」というアドバイスをしてくれたんです。山田さんの意見には強く納得したし、「じゃあQBと考えてみよう」と思いました。

 

体感したファシリテーションの本質的な価値

ーコアバリューのリサーチはどのように進めていったんでしょう?

庄司)ピーアークの店舗のお客様を招いて、ファンミーティングを開催しました。ワークショップ形式で、ディスカッションをしたり付箋に意見を書き出したりしながら、自社の魅力について深掘りしていきました。

 

ーQBと一緒に仕事をしてみて、どんなことを感じましたか?

庄司)ファンミーティングでは、おかげさまで多くのお客様から生の声を聞くことができました。そこから、会社として特に大切にしたい価値観を抽出して、2030ビジョン策定やコーポレートミッションづくりに繋げていきました。大切にしたい価値観を抽出していく過程は、QBメンバーとホワイトボードを囲みながら進めていったのですが、「想いや考えを引き出したうえで、次の一歩を踏み出していく」というファシリテーションの価値を体感しましたね。

 

ーファシリテーションの価値を体感、というのは嬉しい言葉です。

庄司)いくつも出てくる意見や大切にしたい価値観を単に並べ、妥協点を見つけようとするのではない。共通点はどこか、違う点はどこかと模索しながら、丁寧に言葉を紡いでくれたことが印象に残っています。ファシリテーションの最中にQBの方が「ファシリテーターとして意見を引き出すだけだとあまり価値がない。引き出した意見をどう扱うか、どう使えるものにしていくかが、ファシリテーションの本質的な価値だと思う」と言っていたのですが、なるほどと思いました。

たくさんの意見が書き込まれたホワイトボード

ー奥谷さんもQBと一緒にお仕事をする機会が多いと思います。その中で、QBに対してどのように感じますか?

奥谷)はい、僕もさまざまな仕事でQBとご一緒するのですが、意見を聞いてまとめたり、抽象化したりと、言語化する力がすごいなと感じます。また一方で、僕はコーポレート戦略部として広報関連の仕事にも携わっているのですが、庄司が考えていることを純度100%の状態でそのまま、PRや広報媒体に落とし込んでいくことは、とても難しいと感じています。庄司の発した言葉を、そのまま発信すると社内向け過ぎてお客様には届かないし、お客様に届くように意識し過ぎると本来伝えたかったことがぼやけてしまうからです。

 

ーたしかに、難しそうです。

奥谷)それに、僕は庄司との打ち合わせ機会が多いために、その背景や考えが言語化されていなくても理解し、進めてしまうところがあります。庄司と私の間では伝わるニュアンスが、第三者からすると全くわからないなんてこともある。客観的にどうなの?他の社内の人やお客様にちゃんと伝わるのかな?という視点は欠かせません。

 

ー周りに伝わるのか、という視点は大切ですね。

奥谷)はい。さらに、これまでは、社内やピーアークのグループ会社内だけで話し合って物事を進めていくことが多かったと思います。身内で話をするだけなら問題ありませんが、お客様や社会に発信していくには、いつも社内で日常的に使っている以外の表現・言葉が必要になります。身内以外にもちゃんと伝わる言葉をつくっていきたかったので、第三者であるQBが入って、想いを汲み取ったうえで、言葉のニュアンスをミリ単位で調整してくれるのは、大きな価値があると感じます。

広報PR活動をするうえでの難しさを語る奥谷さん

 

対話を通して可視化された「楽しい」の可能性

ーこれまでに様々なお仕事をQBとともに行ってきたと思います。特に印象に残っているものはありますか?

庄司)QBとは、先程お話した2030ビジョンの策定にあたってのファンミーティング以外にも、ファンクレスト制作、コーポレートサイトリニューアル、「幕張メッセ“どきどき”フリーマーケット(以下、どきどきフリマ)」のブース企画など多くの仕事をしてきましたが、やはり印象に残っているのは、コーポレートミッションの策定ですね。“「楽しい」を生むつながりを。”というコーポレートミッションができた時は、もやもやと自分の中に漂っていた考えが、ピタッと言葉になった感覚がありました。QBは、僕の中に潜在化している価値観を引き出すのが上手だと思ったし、「引き出されたものをまとめるとどうなるんだろう」と模索して見つけだすのがうまいなと。

 

ーコーポレートミッションの策定はどのように実施しましたか?

庄司)ファンミーティングを経て、QBの方々にじっくりとインタビューしてもらいながら言葉に落とし込んでいきました。その過程で、エンターテインメントを手がける企業として、「楽しい」とはどういうことか、とその価値を考え直すこともしました。ピーアークのファンクレストは、その時に出てきた多様な「楽しい」のあり方を、ビジュアルで表現したものです。

 

ーファンクレストについて教えてください。

庄司)QBからの「場面や人によって多様に存在する『楽しい』のかたちや価値をビジュアル化してみませんか」との提案がきっかけでしたね。ビジュアルで示すと、言葉だけで伝えるよりも社内外の方々に受け取ってもらいやすくなりますし、店舗や広報ツールにも使いやすい。共感を得たり、思いを伝播したりする手段として良いなと思いました。当初、ファンクレストをつくる予定は全く頭になかったけれど、結果的によかったです。

世の中にあふれる「楽しい」の形を表現したファンクレスト

 

奥谷)後でも話に出しますが、2023年度の「どきどきフリマ」の自社ブースでは、ファンクレストを軸にしたテーマパークを主旨に、ブース全体を企画しました。来場者にただアトラクションの遊び方を伝えるのではなく、ファンクレストを紹介したうえでアトラクションについて説明すると「だから、こういうことをやっているのね」と納得感を感じてもらえていました。そういった反応は、来場者だけでなく、運営メンバーとして参加してくれた社員も同様でした。この企画を通じて、社内外に、会社としての大切な価値観がちゃんと伝わっているなという実感がありました。

 

<記事の内容は、中編に続きます。>

クオーターバック広報部
この記事を書いた人 クオーターバック広報部
株式会社クオーターバックは、よりよい世界の実現に向けて挑戦する人のブランディングパートナーです。
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