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【WORKS INTERVIEW #3】-業界や手法は違うけれど、僕らは同志だと思う(中編)- 「企業の想いを、具体的な施策に落とし込む」

【WORKS INTERVIEW #3】-業界や手法は違うけれど、僕らは同志だと思う(中編)- 「企業の想いを、具体的な施策に落とし込む」
<この記事は、【WORKS INTERVIEW #3】「業界や手法は違うけれど、僕らは同志だと思う(前編)」-思いを引き出すだけじゃない、ファシリテーションの価値-」の続きです。> 前回の記事ではピーアークさんとQBとの出会いや、一緒に仕事をするなかで感じた、言語化のプロセスに第三者が関わる意味、ファシリテーションの価値などについてについて、お話しいただきました。今回の記事では、ピーアークさんが展開する施策のなかでも重要な位置づけとなっている、「どきどきフリマ」へのブース出展について伺っていきます。

※前回の記事は、こちらからお読みいただけます。

ピーアークの理想を体現する場所

毎年GWに開催される日本最大級のフリマ「どきどきフリマ」。ピーアークさんはメインスポンサーを務めている (写真は2023年度開催時の様子)

 

ーピーアークさんと「どきどきフリマ」の関わりについて教えてください。

庄司)2023年度で27回目を迎えた「どきどきフリマ」ですが、ピーアークは、長くメインスポンサーを務めています。これまで関わってきたなかで、コロナ禍は特に大変でした。開催自粛をした時期もありましたし、2022年度の再開にあたっては主催者ともたくさん協議しました。

 

ーコロナ禍のイベント実施は大変そうです...。

庄司)当時はイベント自粛の波は落ち着いてきたとはいえ、コロナ禍であることは変わりなかったし、イベントに対して多くの規制がありました。それでも、ただ自粛を続けることや、「お手上げです、何もできません」となってしまっては勿体無いと思っていました。2020年度、2021年度と開催できなかったこともあり、みんなにとって、とても待ち遠しいイベントでもあったので、なんとか開催できたのはよかったですね。

 

ーメインスポンサーならではの苦労ですね。メインスポンサーとして他にはどんなことを?

庄司)色々ありますが、特徴的なのは自社ブース出展ですかね。ブース出展に際しては、その場で何をするのか、その場をどう活かすのかということも毎回試行錯誤しています。コロナ前のピーアークブースでは、来場者にいかに楽しんでもらうかを目的としていましたが、2022年度のブース出展にあたっては、それだけでは足りないと感じていました。

 

ー2022年度ならではの想いがあったということでしょうか。

庄司)色んな人の想いや現状を鑑みて、考え抜いて開催を決めた2022年度の「どきどきフリマ」。だからこそ、メインスポンサーを務めるピーアークとして、なにかメッセージを伝えられる場所にしたいと思っていました。

 

ピーアークとしてのどきどきフリマへの想いを語る庄司さん

 

庄司)また、2022年はピーアークにとって、今後10年を見据えた経営ビジョンである「2030ビジョン」に切り替わるタイミングでもありました。少し話はそれますが、2030ビジョンを考えている時に、「人生を豊かにしてくれる『楽しい』は人と人の間に生まれるものではないか」と気づきました。そう考えると、多様な人たちが賑やかにリアルなコミュニケーションをとりながら楽しむ、「どきどきフリマ」自体が、ピーアークの目指したい理想のひとつじゃないかと思えてきたんです。「どきどきフリマ」を開催したいという想いとピーアークが会社として大切にしたい価値観には重なる部分が多かった。とはいえ、それを来場者の方に伝えるとなると、これがまた難しい。

 

ー難しさはどんなところにあったんでしょう?

庄司)自分たちが言いたいことを一方的に言っても独りよがりになってしまうところですね。どうしたものかと考えた時に、コーポレートミッション策定を一緒に行ったQBにブースづくりをお願いしようと思いました。

企業の想いを、社会へ届くかたちに工夫する

ー私たちに相談していただけたのはとても嬉しいです。QBから提案されたブースの企画を見た時はどんな印象でしたか?

庄司)面白いな、と(笑)。会場内に巨大な黄色い箱を出現させて、箱の中にピーアークからのステートメントを載せるという提案は、純粋に「いいね!」と思いました。

 

ー「いいね」と思っていただけたポイントが気になります!

庄司)さっきも言ったように、これまでのブースづくりでは、来場者の方にいかに楽しんでもらうかを優先事項としていました。例えば、大きなアトラクションをつくったり、大きなパチンコをつくってボールを打ち上げたりといったように。なので、文字しかない空間を作るという発想はなかったし、伝えたい内容をどストレートにぶつけるのは新鮮でした。僕の心のど真ん中に刺さる企画提案でしたね。

2022年度のブース出展では、会場内に「1094」と書かれた巨大な黄色箱を設置。1094とは前回のフリマ開催から今回の開催までの日数

 

ー実際に会場でご覧になられて、いかがでしたか?

庄司)最初は圧倒されました。大きかったし、目立ってましたね(笑)。会場で見るステートメントにも心が高揚しましたし、つくった側の人間ですが、改めてこの世界観は好きだなと思いました。

 

ー確かに、会場内に大きな黄色い箱というのは目立ちますね。

庄司)ですよね。企画として、うちからのメッセージの発信だけじゃなく、来場者からコメントをもらえる形にしたのもよかったです。僕たちが意思表明して、それに共感してくれた方の気持ちが見えるというのは心強かったですね。会場を歩いてみて、やっぱりフリマ自体が、コーポレートミッションである“「楽しい」を生むつながりを。”を体現した場所だなと改めて感じました。買い手と売り手が顔を付き合わせて、それがありとあらゆる場所で展開されている。うちのブースでもそうだし、会場全体で楽しんでいる来場者の様子をみて、フリマがまた再開できたことを嬉しく思いました。

箱の中には、ピーアークさんから来場者へ向けたステートメントや、来場者がフリマに対する思いを付箋に書いて貼ることができるスペースなどを用意した

 

ーブースの企画にあたっては、奥谷さんが中心となって動かれていたと思います。奥谷さんの目には、2022年度のブースはどのようにうつりましたか。

奥谷)ピーアークのブースというと、「参加して楽しめる大きなアトラクションがある」というイメージが来場者にはあったはずです。なので、これまでと全然違う企画を実施した2022年度のブースは、来場者からどんな反応があるのか、もしくは何もないのかなど正直、心配でした。

 

ーこれまでとは、大きく違いますからね...。

奥谷)加えて、来場者にメッセージを書いてもらうというのもハードルが高いと思っていました。でも、想像以上に多くの方が参加してくれた。場の力はすごいなと感じましたね。来場者の方は、最初は「なんだこの黄色くてでかい箱は!?」という感じの反応で(笑)。それから、「黄色いから多分ピーアークだぞ?」みたいな。それでも、箱の中に入ってみると「なるほど、そういうことか!」と感心してくれていたので、安心しました。

 

ー新たなチャレンジが来場者の方にも届いていたんですね。

庄司)ピーアークは、「どきどきフリマ」のブース出展において、新しいタームに入ったと思っています。これまでは、ブースに来た方を楽しませることができればOKでした。でも、来場者同士がどうつながるかを演出したり、意図的に設計したりというのはなかった。偶然会場に居合わせた来場者同士をどうつなげて、楽しんでもらうか。これはうちにとって新しい考えだし、これからのチャレンジ。2022年度の企画を経て実施した2023年度のジャンボパチンコはその最初の一歩だったと思います。

 

ファンクレストを場に落とし込む

ー2023年度のブース企画の話が出たので、こちらに関してもお聞きしたいと思います。奥谷さんは、2023年の企画もこれまで同様に担当されたと伺いました。率直な感想を教えてください。

奥谷)ジャンボパチンコの設計は苦労しました(笑)。まず、2023年度のブースづくりを考えるにあたって、コロナ禍からあったイベントの規制が、緩和されたのは重要なポイントでした。純粋にできることが増えたので。だからこそ、コーポレートミッションである“「楽しい」を生むつながりを。”を体現するにはどうしたらいいか、最大限チャレンジしないとなと思っていました。

 

ー2023年度の企画はどのように?

奥谷)2023年度のブース内容は、企画の初歩段階からQBと二人三脚で考えました。コーポレートミッションの体現を念頭に議論を進めて、ファンクレストを題材にしたテーマパークをつくろうというアイディアが生まれました。

 

世の中にあふれる「楽しい」の形を表現したファンクレスト

 

ーQBと二人三脚で企画を考えるのはどうでしたか?

奥谷)企画骨子はもちろんですが、ブース内のゲームの1コンテンツを考えるにあたってもありがたかったです。ピーアークが大切にする価値観を知ってくれているから、細かいところまでこだわって一緒に考えてくれるのがよかったですね。例えば、ただ来場者同士が会話したらいいよねというだけでなくて、どんな会話をしたらいいだろうとか。自社で行うにも限界はあるので、年齢も好きなジャンルも違うQBの担当者と壁打ちをするのは、ありがたかったです。

ブース内にいる黄色のTシャツを着ているのはピーアークさんの社員さん。どきどきフリマではアトラクションの運営に携わっている

 

ーフリマ当日の感想を教えてください。

庄司)お客様同士がつながりを楽しんでいる様子を見られたのはすごく嬉しかったな。来場者同士がどこまで親しくなれたかはわからないけれど、全く知らない人という感じで帰っていくわけではない。そして、その真ん中にうちの社員がいるというのは嬉しかった。最初の方でも言ったけど、僕は、人と人の間に生まれる「楽しい」が人生を豊かにしてくれると思っています。そんな瞬間をプロデュースできる社員が増えていくともっといい会社になるんだろうなと感じたし、そのヒントがブースで見た光景のなかにありました。

 

ー2023年度のフリマ当日には、社員さんも参加されたんですね。

奥谷)はい。コロナ以前は、社員が当日のフリマ運営をしていましたが、コロナ禍の開催自粛によって途絶えていて。今回の2023年度に再開することができました。

 

ー社員さんの反応はいかがでしたか。

奥谷)極論ですが店舗では、スタッフがお客様へ声をかけにいかなくとも、遊技台を通して楽しんでもらうことができます。でもフリマでは、自分達からアクションを起こさないといけない。運営で参加した社員からは「店舗業務と違って難しい」という声もありましたが、「面と向かってお客様の反応が見えることや、自分のアクションがお客様の楽しそうな様子に直結していると感じることができてよかった」という声もありました。

 

ー店舗での体験とはまた違ったものになったんですね。

奥谷)“「楽しい」を生むつながりを。"をたくさんのお客様に体感してもらいたいと思っても、店舗でできることには年齢制限もあり限界があります。フリマのような場で、お客様に自ら働きかけてどんな反応が返ってくるかを体感できるのは社員にとって良い経験になると思います。

 

<記事の内容は、後編に続きます。>

クオーターバック広報部
この記事を書いた人 クオーターバック広報部
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